拝観案内
浄土宗金米山 宝台院
〒420-0034 静岡県静岡市葵区常磐町2丁目13-2
TEL:054-252-1090
拝観時間
時 間/9:00~16:00(15:40最終入場)
休館日/月曜日(祝日の場合は翌平日)・年末年始
※団体のお客様は事前にご予約ください。
拝観料金(白本尊阿弥陀如来立像・宝物室)
大学生・大人/500円 中学生・高校生/200円 小学生以下/無料
住職より
かつての本堂は、京都の二条城と同じ材料を使って同じ棟梁甲良豊後守によって建てられました。二条城を思わせるこの本堂は、御霊屋の内陣も鮮やかで金襴華麗な装飾で埋め尽くされ、秀忠公の母への思いと権力の象徴でした。しかし、まことに残念なことに、昭和15年の静岡大火で全焼してしまいました。
静岡大火後、私の曽祖父野上運外上人は、蔵書約5万冊と重要な品々、国宝であった堂宇殿堂全てを失った悲しみと悲痛の中に、苦労して「金米山宝台院誌 上」、「中ノ壱」の2冊と「金米山宝台院誌全」の計3冊の原稿を書き残しました。そして、その原稿を見つけた祖母野上幸がこの3冊を旧字や意味を住職に尋ねながら、苦心して、後世の人にわかりやすく、読みやすく整理し、「宝台院誌」として出版しました。
時が経つにつれて、史料が紛失したり、建築物が焼失し、時代の証言者である人たちが亡くなられる度に、史実を知る重要な手がかりが消えてしまうのは大変残念なことです。そうした中、曽祖父野上運外上人が書き残し、祖母野上幸が整理・出版した「宝台院誌」は、後世に伝えていかなければならない宝台院の新たな宝です。
かつて、宝台院はサーカスや相撲が境内で行われ、静岡市内で知らない人はいないお寺でした。そういったお寺と市民の関わりを大切に考え、今に合った宝台院の新しい在り方を求めています。
その一つに、本堂を会場とするコンサートがあります。
第一回は平成9年秋、ピアニストウォルター・ビショップ・ジュニアさんを迎え、本堂に2百人からの一般の観客を集めてのコンサートを開催しました。また、世界のジャズ界のリーダー秋吉敏子さんのピアノソロコンサートも開催しました。宝台院本堂は音響も良く、NHKラジオの収録にも使われたこともあります。
また、旧アソカ幼稚園を利用して 「ほうだいいん こどもとしょしつ」 を開き、こどもたちに絵本や動物図鑑などを読み親しんでもらっています。
街中だからこその行事に誰でも来られる開かれたお寺、地域コミュニティの場、そんなお寺を今は目指しています。
国宝 旧本堂
国宝宝台院 旧御霊屋御内陣
人の心と寺シリーズ | |
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1997年6月14日 | ウォルタービショップジュニアライブ |
1997年12月7日 | 秋吉敏子ピアノライブ |
1998年10月3日 | 田中健ケーナコンサート |
1999年2月13日 | ハーブオオタウクレレコンサート |
2000年3月12日 | 秋吉敏子ピアノコンサート |
2000年9月10日 | ルータバキントリオライブ |
2002年10月11日 | 秋吉敏子ピアノライブ |
2004年10月11日 | 新井英一ライブ |
2006年5月8日 | 秋吉敏子ピアノライブ |
2006年10月13日 | 伊藤君子ライブ |
2008年10月10日 | 吉川二郎ライブ |
2010年10月23日 | 土屋広次郎with平岡雄一郎ライブ |
2012年10月12日 | 小野リサライブ |
宝台院イベント | |
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1998年5月24日 | 地球交響曲第三番映画上映会 (ガイアシンフォニー) |
1998年11月19日 | 紀野一義講演会 |
1999年10月7~9日 | 劇工房「懐」公演 |
2006年9月23日 | 「能・狂言を観る夕べ」野村万作 開創五百年記念 桜間右陣 |
2006年11月20日 | 上方落語を楽しむ会 桂九雀、桂阿力枝 |
2008年6月28日 | 「倍音浴」牧野持侑 クリスタルボールコンサート |
2009年4月17日 | 「虚空の音」奈良裕之コンサート |
2010年10月2日 | 「能・狂言を観る夕べ」野村万作 法然上人800年大遠忌記念 桜間右陣 |